コロンビア・キンディオ県、ピハオに位置するLas Marias農園で、Jose Julian氏によって生産されたゲイシャです。
Jose氏は、DA VIDA代表のDavidと同じ学び舎で過ごした幼馴染のコーヒー生産者。アルメニア空港近くのオフィス兼ドライミルから美しい山脈を望むことができ、そこから少し離れた場所にLas Marias農園があります。
この農園ではゲイシャやモカを中心に栽培するほか、HuilaからCaturraやEthiopia Heirloom(エチオピア・ヘアルーム)をチェリーで買い付け、自身のミルで精製も行っています。
Jose氏が何より大切にしているのは「コーヒーの遺伝子」。
約8,000本のコーヒーの木に番号を振り、多くのチェリーをつける木を選抜し、さらにその中から特に甘いチェリーだけを選び、その種子を育てるという選抜を何世代にもわたって繰り返しています。
現在ではゲイシャだけでも3世代にわたって選抜が続けられており、長い年月をかけて育てられてきたJose氏独自のコーヒーです。
White Floral / Earl Grey / Herbal / Sweet / Syrupy
ゲイシャらしい白い花を思わせる華やかさに、紅茶やハーブを思わせる特徴的なフレーバーが重なります。
特に印象的なのが、Earl Greyを思わせる紅茶のニュアンス。そこにハーバルな爽やかさと、シロップのような滑らかで厚みのある甘さが加わり、複雑で立体的なカップに仕上がっています。華やかな香りだけではなく、口に含んだ後もフレーバーが長く続き、甘さとともに余韻へつながっていきます。Geshaの繊細なフローラルと、Double Washedによって生まれる複雑なフレーバー。品種と精製方法、それぞれの個性が重なり合うことで生まれる味わいを楽しんでいただきたいコーヒーです。
今回の焙煎で最も大切にしているのは、Geshaという品種が持つ繊細なフローラルの表現です。
Geshaは、焙煎の進行によってその繊細な香りや酸の印象が変化しやすいため、まずは品種そのものが持つ個性を壊さないことを軸にしています。一方で、このコーヒーにはDouble Washedによって生まれる特徴的なフレーバーや香りがあります。
それらを十分に感じられるカップにするためには、繊細さだけを追うのではなく、ある程度焙煎を進行させ、甘さやマウスフィールに厚みを持たせることも必要だと感じています。ただ、進行させ過ぎれば、Geshaのフローラルや酸の明るさが隠れ、逆に軽く仕上げ過ぎれば、プロセス由来のフレーバーがテイストとして十分に表現されません。
そのため現在は、Geshaの繊細なフローラルと酸を守りながら、Double Washed由来の複雑なフレーバーや甘さ、適度なマウスフィールをどこまで重ねられるか、そのバランスを探っています。
品種の個性を主役にしながら、プロセスによって生まれた特徴も活かす。
その両方が最もきれいに重なるポイントを探りながら、今回のオリジンにとって最適な焙煎を見つけている最中です。
エリア キンディオ県 / ピハオ
農 園 ラス・マリアス
生産者 Jose Julian(ホセ・フリアン)
品 種 Gesha(ゲイシャ)
精 製 Double Washed
標 高 2,000m
内容量 150g / 250g